観葉植物転売で儲かる方法を徹底解説!売れ筋植物ベスト10も公開!
気が付いていない人も多いかも知れませんが、近年、メルカリなどのフリマアプリで観葉植物の出品が増えています。
稀少価値の高いものであれば10万円以上で取引されており、観葉植物転売は意外と穴場かも知れません。
今回の記事では、観葉植物の転売の可能性について詳しく解説します。
観葉植物が趣味の方にとっては、実際の育て方も理解しているので、取り組み方次第では大きく稼ぐことも可能でしょう。
興味ある方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
この記事の監修者:未来来来合同会社代表|水田宗孝
1976年生まれ。コナミ→Sony→CAPCOM→グリー→バンダイナムコと大手ゲーム会社を5社経験しその後、無在庫物販で副業をスタート。2020年に月利70万円を突破し独立。その後2021年に未来来来合同会社を設立。
「物販オンラインスクール『NOAHコミュニティ』」を発足し、延べ100名以上の物販プレイヤーを輩出。その経験から学んだ物販の極意を発信していきます。NOAH公式LINEにて無在庫物販に関するお得情報を無料配信中! → 詳しいプロフィールはこちら
この記事の執筆・編集者:高井
中古カメラのeBay輸出販売で起業するも、作業の多さから続かずにeBay、Amazon、中国輸入の無在庫販売へ転向。 一定の成果を出し、新型コロナ蔓延による国際輸送費の値上がりにを機に、兼ねてより興味のあったWebライターとしても活動を開始する。物販とライティング二足の草鞋で活動中。
観葉植物の市場動向
観葉植物の人気は、都市部の住宅環境の変化や心の健康への配慮などから、高まっています。
ここでは、観葉植物の市場の変化を見ることで、転売の可能性を探っていきましょう
コロナ禍で観葉植物への関心が増加
新型コロナウイルスの影響で自宅時間が増えた影響もあり、第一園芸株式会社の調べでは、下図のように4人に1人が植物に対する関心の変化を感じているようです。
一昔前は、観葉植物はどこかお金に余裕のあるプチ富裕層からが主な購入者というイメージがありましたが、今ではどんどん一般化されておりニーズも増えてきているということですね。
自宅に植物を置く世代は?
同調査では、2人に1人が自宅に植物があり、年代別でみると下図のように60代男女の比率が最も高いことがわかります。
60代ともなると男性は社会的責任から離れる人も多く、女性も子育てから解放され自分の時間を充実させたいという人が増えているのでしょう。
観葉植物を育てるのは手間やコストがかからないので、手軽な趣味として楽しめるところが人気なのかも知れません。
観葉植物を育てる理由とは?
コロナ禍で観葉植物を育て始めた理由を問うアンケート調査では、下図のように癒しを求めている傾向が見られます。
観葉植物は癒し効果だけでなく、空気の清浄化への期待もあったのかも知れませんね。
観葉植物転売はなぜ儲かるのか?3つの理由
観葉植物の転売へ注目する人が増えたのは、新型コロナ禍での癒し効果の中にビジネス性をとらえた感度のいい人達の行動があったと思われます。
観葉植物の転売はどのようにして成立つのか?
ここでは、その手法と観葉植物転売をとりまく環境を見ていきましょう。
観葉植物転売が儲かる理由その1:単なる転売ではなく増やして販売ができる
観葉植物の転売と他の商材による転売の大きな違いに、観葉植物が繁殖可能なことが挙げられます。
通常の転売では、1つの商品を安く仕入れて高く売るのが基本です。
しかし、観葉植物では増殖が可能な植物が多く、ある程度期間はかかりますが、1つの仕入から複数の販売を見込めるのです。
これが観葉植物の転売が儲かる大きな理由の一つです。
観葉植物転売が儲かる理由その2:種類によっては育てるのが簡単
観葉植物の最大の特徴は、他の植物に比べて水やりなどの世話が簡単なことです。
いくら増殖ができるからといって、育てるのに大変な手間がかかるのであれば、観葉植物の転売に二の足を踏む人も多いでしょう。
しかし、観葉植物は日の当たらない室内で育つ種類が多く、毎日水やりをする必要もないので、初心者でも比較的簡単に増殖が可能です。
・乾燥に強い
・寒さに強い
・環境適応力が高い
・日陰でも生長が可能
上記のようなの特徴から、観葉植物は優れた転売商品と言えます。
観葉植物転売が儲かる理由その3:需要が増加しているのに対し参入者が少ない
コロナ禍の巣ごもり需要により、下図の通りそれまで下降していた観葉植物の販売は2020年において5年ぶりに大きく増加しました。
生花店を運営するパーク・コーポレーション(東京・港)によると、
との情報があり、2020年以降も販売が拡大していることが推測されます。
ネット販売におけるコロナ禍での巣ごもり需要は、日用品やおもちゃなどのジャンルで顕著でしたが、この観葉植物に目を付けた出品者は少なかったでしょう。
したがって、参入の余地は十分あり、大きなビジネスチャンスを拾える可能性があります。
観葉植物の売れ筋ベスト10!
それでは、いよいよ観葉植物の売れ筋ランキングベスト10を発表します。
売れ筋ランキングのデータ及び画像は、下記のヤフーショッピングの2023年9月8日現在(直近1ヶ月)の単一種での売上を参照しています。
第1位:シマトネリコ
シマトネリコは、日本固有の常緑低木で、特に山地の森林などに自生します。
この斑入りの葉から「ゴールドダスト」という別名も持っており、その耐陰性と丈夫さから庭木や室内の観葉植物として非常に人気があります。
春には紫赤色の小さな花を咲かせ赤い実をつけますが、実や葉は有毒なので食べることは避けるべきです。
明るい場所での育てやすさが魅力の一つですね。
第2位:パキラ
パキラは、観葉植物として非常に人気の高い植物の一つです。
特徴的なのは太くてまっすぐな茎と、それを囲むように伸びる5枚の大きな緑の葉です。
しばしば、茎の部分を編み込んだ形状のものが市場で見られます。
明るい場所を好みますが直射日光は避けるべきで、乾燥には弱いので土の乾燥を避けた水やりが必要です。
金運が上がるとされることから「幸運の木」とも呼ばれており、インテリアやギフトとして人気です。
第3位:エバーフレッシュ(ネムノキ)
エバーフレッシュは、熱帯地域を中心に分布する観葉植物で、正確には「アゾビナ」とも呼ばれることがあります。
特徴的なのは、繊細な葉の形状と、秋になると黄色く輝く美しい実をつけることです。
実は鳥類にとっての食物源となりますが、人間には有毒なので取り扱いには注意が必要です。
エバーフレッシュは日当たりと水はけの良い環境を好み、病気や害虫にも比較的強いため、育てやすい植物として知られています。
第4位:ザミオクルカス
ザミオクルカスは、アロイデア科に属する観葉植物で、特に「ZZプラント」としても知られています。
独特な光沢を持った濃緑色の葉が、茎から直接伸びる姿が特徴的です。
非常に丈夫で育てやすいことから、初心者にもおすすめの植物です。
適度な水やりと、明るい場所を好みますが、日陰でも問題なく育ちます。
乾燥にも強く、あまり湿度を気にする必要はありませんので、オフィスや室内のインテリアとして、またギフトとしても非常に人気があります。
第5位:モンステラ
モンステラは熱帯地域原産の観葉植物で、近年非常に人気を集めています。
特徴的な大きな緑色の葉には、成熟すると自然な切れ込みや穴が開き独特の形状を持ち、これにより「ウィンドウプラント」とも称されることがあります。
モンステラは明るい環境を好みますが、強い直射日光は避けるべきです。
水やりは土が乾いたら行い、高湿度を好む性質があるため、霧吹きなどで湿度を保つことが望ましいです。
その独特の外見と成長の様子を楽しむことができることから、インテリアとしても大変人気があります。
第6位:フィカス・プミラ・コアラ
フィカス・プミラ・コアラはフィカス属の観葉植物の一種で、特に小葉のフィカスとして知られる「フィカス・プミラ」の品種の一つです。
その名前「コアラ」の通り、葉の形状や質感がコアラの耳に似ていることからこの名がつけられました。
葉は濃緑色で光沢があり、細やかな波打った縁が特徴的です。
日光を好みますが、直射日光は避けるべきです。
室内での栽培に適していて、小さな鉢植えや吊り下げ植物としても楽しめる観葉植物ですよ。
第7位:シェフレラ
シェフレラは、観葉植物として非常に人気があり特に熱帯地域が原産です。
その特徴的な葉は、放射状に配置された複数の小さな葉から成る傘のような形状をしており、「傘の木」とも呼ばれています。
緑色の光沢ある葉は空間に爽やかな雰囲気をもたらします。
明るい環境を好む一方、直射日光は避けたほうがよく、水は土の表面が乾いたら与えるといいでしょう。
室内での栽培に適していて、その容姿と育てやすさから多くの家庭やオフィスで愛されています。
第8位:カジュマル
カジュマルは、観葉植物として人気のあるフィカス属の一種で、特に熱帯地域の原産です。
大きく育つと幹が太く、強靱で独特の形状を持ち、空中から細い根を垂らして地面に固定することが特徴的です。
葉は大きく、光沢のある濃緑色で美しい。成長すると大きな木になるため、広いスペースでの育成が望ましい。
室内での育て方としては、明るい場所に置き過度な水やりは避けましょう。
カジュマルは、その独特な姿で、空間をダイナミックに彩る存在感を持っています。
第9位:シンゴニウム・チョコレート
シンゴニウム・チョコレートは、シンゴニウム属の一種で特に独特の深いブラウン色、通称「チョコレート」の葉色が魅力的です。
若い葉は矢じり形で、成長するにつれて分裂し、成熟すると手のひらのような形状になります。
乾燥を避けるため、湿度の高い環境や、定期的な霧吹きが必要です。
葉の色がとても綺麗なので室内装飾として、また、ギフトとしても人気があります。
第10位:ピレア グラウカ
ピレア グラウカは、ピレア属の一種で小さな円形の葉が密に並び美しい銀青色をしています。
葉の表面には微細な毛が生えており、独特の光沢と質感が特徴です。
育てやすい植物として知られ、定期的な水やりと、適度な湿度を保つことで、室内での栽培に適しています。
コンパクトなサイズなので、デスクや棚上など、さまざまな場所での飾りとして愛されています。
観葉植物転売のための上手な増やし方5選!
観葉植物の増やし方は意外とシンプルで、適切な方法を選べば、誰でも簡単に増やすことができます。
ここでは、観葉植物を増やすための5つの方法を紹介しますので、転売に関心のある方はぜひ試してみてください。
1.挿し木(挿し芽)
挿し木や挿し芽という手法は、植物の茎や枝の一部を切り取り、土に植えて発根させる方法です。
具体的な手順は以下の通りです。
- 健康な観葉植物の茎を鋭利なナイフやはさみで5〜15cm程度の長さに切り取る
- 切り取った茎から下側の葉を数枚取り除く
- 切り口の部分を挿し木用の発根促進剤につける(任意)。
- その茎を土や水に挿す
- 高湿度を維持するために、透明なビニール袋やプラスチックボトルを被せてミニ温室のようにする
- 明るい場所に置き、数週間で新しい根が発生するのを待つ
- 根が出たら本格的な土に植え替える
挿し木は、多くの観葉植物で成功率が高く、短期間で新しい植物を得ることができます。
2.株分け
「株分け」とは、観葉植物の増やし方の一つで、特に塊根や根茎を持つ植物や、地下から新しい芽や茎を出す植物に適しています。
この方法では、一つの植物を複数の部分に分けることで新しい植物を得ることができます。
具体的な手順は以下の通りです。
- 植物を鉢から取り出し、土を軽く払って根を露出させる
- 鋭利なナイフやはさみを使い、健康そうな部分を2つ以上に分ける
- 分けたそれぞれの株を新しい鉢に植え込む
- 最初は直射日光を避け、高い湿度を保った環境で育てることで、ストレスを減らし定着を促進する
株分けは、簡単かつ迅速に植物を増やすことができるのが特長です。
3.水挿し
「水挿し」は、観葉植物を増やす手軽な方法の一つで、主に茎の一部を切り取り、その切り口を水に浸けて根を出させる方法です。
具体的な手順は以下の通りです。
- 健康な茎の一部を鋭利なナイフやはさみで切り取る
- 切り取った茎から下側の葉を数枚取り除き、切り口をきれいな水に浸ける
- 水は2〜3日に1回新しい水に替え常に清潔に保つ
- 窓際など明るい場所に置いて、数週間後に新しい根が発生するのを待つ
- 根が数センチメートルに成長したら土に植え替える
水挿しは、植物の種類や部位によっては根付きにくいこともありますが、適切な条件下で行えば、多くの観葉植物で成功する方法です。
4.取り木
取り木とは、観葉植物や果樹などの植物を増やす方法の一つで、特に木質の植物に適しています。
この方法は、親木(母樹)の枝に傷をつけ、その部分を湿った苔や土で覆って固定することで、新しい根を発生させる技法です。
具体的な手順は以下の通りです。
- 親木の枝に斜めに切り込みを入れ一部の皮を剥がす
- 傷んだ部分が乾燥しないように湿った苔や土で覆う
- ポリエチレンフィルムやビニールで包み、光が当たるように位置を調整する
- 一定期間後(数週間〜数ヶ月)新しい根が発生したことを確認したら、親木から切り離して新しい植物として植え替える
取り木は、接ぎ木とは異なり、元の植物の性質をそのまま受け継ぐため、品種改良された植物の繁殖にも適しています。
5.種まき
「種まき」とは、観葉植物を増やす基本的な方法の一つで、植物の種子を用いて新しい植物を栽培する技法です。
具体的な手順は以下の通りです。
- 購入した種または自家採取した種を適切に保存しておく
- 種をまく前に、必要に応じて浸水や冷蔵庫で冷やすなどの前処理を行う
- 育てやすい培養土や種まき用の土を準備し、浅い容器やトレイに入れる
- 土の上に種をまき、種の大きさに応じて軽く土で覆う
- 水やりをして土を湿らせる
- トレイの上を透明なビニールやプラスチックフィルムで覆い高湿度を保つ
- 明るく温かい場所に置き、発芽を待つ
- 発芽後はビニールを取り除き、強くなったら個々の鉢に植え替える
種まきは、品種の特性をそのまま継承したい場合や、多数の植物を効率よく増やしたい場合に適しています。
観葉植物を増やすときは種苗法にご注意!
種苗法とは、植物の新品種を保護するための法律で、具体的には品種改良者の権利を保護し、新しい植物の品種の開発や流通を促進することを目的としています。
観葉植物も、新品種が開発された場合、この種苗法の適用を受ける可能性があります。
品種改良者は、新しい品種を市場に導入する際のリスクを減少させるために、種苗法に基づく品種登録を申請することが可能です。
つまり、登録された品種は、登録者の許可なしに増殖や販売などを行うことはできなくなります。
したがって、聞いたことがないような名前の観葉植物の増殖には注意が必要です。
観葉植物転売のメリット・デメリット
最後に観葉植物転売のメリット・デメリットをみていきますので、取り組みを決める時の参考にしてください。
自分にとってはデメリットよりもメリットが多いと判断できる場合、取り組んでみるといいでしょう。
観葉植物転売の4つのメリット
観葉植物転売には、下記の4つのメリットがあります。
メリット①1つの親株から子株を増やせる
メリット②今後も大きな需要が期待できる
メリット③観葉植物の癒し効果で転売を楽しみながらできる
メリット④世代や性別に関係なく取り組める
それぞれを見ていきましょう。
メリット①1つの親株から子株を増やせる
転売の基本は売価と仕入値の差額で稼ぐことで、仕入れた商品が2つ以上に増えることはほとんどありません。
ばら売りという方法もありますが、1つにつき価格が下がります。
このように通常商品の転売よりも、遥かに効率がいいのが大きなメリットでしょう。
メリット②今後も大きな需要が期待できる
すべての世代で需要がありますが、前述のように特に高齢者層を中心に人気が広まっています。
日本がすでに高齢化社会に突入している現状では、さらに需要拡大が期待できるでしょう。
メリット③観葉植物の癒し効果で転売を楽しみながらできる
女性を中心に観葉植物のファンが増えていますので、すでに趣味で育てている方でしたら1つの親株から子株を増やす作業を楽しめるでしょう。
成長したときに手放すのが辛くなれば、逆効果かも知れませんが…
メリット④世代や性別に関係なく取り組める
転売は取り扱うジャンルや商品によっては、「中高年の人には難しい」「男性に有利」「女性に有利」などのハードルが存在します。
しかし、観葉植物であればそういった心配はありません。
百均やホームセンターなどでも取り扱われているので、仕入先にも困らないでしょう。
ただし、相場よりかなり安く販売されているものは、品質に問題があるかも知れませんので注意してください。
観葉植物転売の3つのデメリット
観葉植物転売には下記の3つのデメリットがあります。
デメリット①育てる手間と時間がかかる
デメリット②育てるスペースが必要
デメリット③育てても売り物になるとは限らない
これらのデメリットを知っておくことで、事前に対策できることもありますので、ぜひチェックしておいてください。
デメリット①育てる手間と時間がかかる
種類ごとに水やりの方法や回数も異なる場合があるので、複数の観葉植物を扱えば作業も大変です。
しかし、その作業を楽しめる方が取り組むのであれば、まったく問題ないでしょう。
デメリット②育てるスペースが必要
家の中に空いている部屋があれば理想的ですが、家族が生活するだけで精一杯であれば、ビジネスとして取り組むのは難しいでしょう。
外で育てる方法もありますが、寒冷地では難しいです。
デメリット③育てても売り物になるとは限らない
また、成長も予定通り進むとも限らないため、扱う数量によっては期待した収益が得られないこともあります。
目標とする収益に見合う販売数よりも、多めに育てておくことが大切ですね。
まとめ・観葉植物転売は趣味と実益が兼ねられます!
観葉植物の転売は、コロナ禍での自宅での過ごし方の変化や健康志向から注目する人が増えました。
緑の植物が空間を豊かにするだけでなく、清浄な空気やリラックス効果をもたらしてくれることから、多くの人が観葉植物を購入しています。
この市場の拡大を背景に、趣味で植物を育てる楽しみを持ちながら、その一方で利益を追求することができるのが観葉植物転売の魅力です。
観葉植物は他の商品と同様に時代やトレンドに合わせて、人々の好みや需要が変わります。
これを見越して、適切な時期に適切な植物を仕入れ、販売することで、高い利益を上げるチャンスが広がるでしょう。
出品先としては、フリマサイトのメルカリが良く利用されていますので、リサーチの仕方の基本などを下記の記事で学んではいかがでしょうか?
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