【初心者必見!】せどりの梱包方法やおすすめ道具4選を徹底解説!外注化も視野に入れよう!
商品を適切に梱包し購入者へ安全に届けることは、「せどり」の成功を左右する要因のひとつであり、下記のポイントをおさえることが重要です。
・輸送途上で破損しないように緩衝材を適切に使用した梱包
・購入者が受け取った時に小さな感動を覚えるような丁寧な梱包
・収益を圧迫しない低予算で効率化された作業による梱包
上記とは逆に、粗雑な包装で購入者に届けたり、開封したら箱のなかで商品が散乱していたり破損していたりでは、店舗への信頼を大きく損なうだけでは済みません。
販売先のECサイト上で、低評価をつけられレビューでこき下ろされれば、販売にも大きく影響します。
この記事では、せどり初心者の方が正しい梱包を行えるよう、梱包時に揃えておくべき梱包材と道具を紹介し、それらの入手先と正しい梱包方法を解説します。
そして、売上規模拡大に欠かせない梱包作業の外注化についても触れますので、最後まで読んで参考としてください。
この記事の監修者:未来来来合同会社代表|水田宗孝
1976年生まれ。コナミ→Sony→CAPCOM→グリー→バンダイナムコと大手ゲーム会社を5社経験しその後、無在庫物販で副業をスタート。2020年に月利70万円を突破し独立。その後2021年に未来来来合同会社を設立。
「物販オンラインスクール『NOAHコミュニティ』」を発足し、延べ100名以上の物販プレイヤーを輩出。その経験から学んだ物販の極意を発信していきます。NOAH公式LINEにて無在庫物販に関するお得情報を無料配信中! → 詳しいプロフィールはこちら
この記事の執筆・編集者:高井
中古カメラのeBay輸出販売で起業するも、作業の多さから続かずにeBay、Amazon、中国輸入の無在庫販売へ転向。 一定の成果を出し、新型コロナ蔓延による国際輸送費の値上がりにを機に、兼ねてより興味のあったWebライターとしても活動を開始する。物販とライティング二足の草鞋で活動中。
せどりにおいて梱包が必要な3つの理由
せどりにおいて、商品の梱包を大切にすることは、購入者へ商品を安全に届けるだけでなく、店舗への第一印象を良いものにするために欠かせません。
やり方によって、好印象を与えてリピーターの獲得につながったり、逆に悪評化をつけられ店舗の売上にダメージを被ったりします。
ここでは、最初にせどりにおいて梱包が持つ役割をみていくことで、梱包の重要性を認識してください。
運送途上におけるトラブルからの商品の保護
商品を適切に梱包することにより、配送中の損傷や雨などによる劣化から保護できます。
こわれやすい商品や高価な商品に対してしっかり梱包することが重要で、商品が本来もっている価値を保ったまま届けることで、顧客からの信頼を得られます。
逆に、不適切な梱包で発送したために、顧客に届いた時に商品が破損していたり、他人に見られたくない商品情報が漏れるようでは、クレームにつながることも珍しくありません。
梱包は店舗の信頼度に対するバロメーターでもあることを意識して行いましょう。
顧客の顧客満足度の向上
梱包はある意味、商品に対する店舗のプレゼンテーション的な意味合いも含みます。
顧客が商品を受け取ったとき、梱包状態が顧客をうならせるほど丁寧でかつスムーズな開封のために工夫されたものであれば、顧客満足度を向上させるのは間違いありません。
そういった配慮が店舗への評判を引き上げ、SNSの口コミで広がる可能性が高いので、しっかりと梱包に取り組みましょう。
商品の紛失対策
商品名や送り先の情報を正確に明記することで、配送の過程で商品が間違って他の場所に送られたり、行方不明になることを防ぎます。
商品が届かないという状況は、商品が破損して届くのと同じかそれ以上のダメージを店舗に与えることもあるため、単純なミスをしないように対策しておくことも重要です。
これだけあれば十分なせどりに使用する梱包材5選
梱包の重要な役割を知って頂いたところで、 ここではせどりをする上で使う必要な下記の5種類の梱包材とその効率的な使い方について詳しく解説します。
- 段ポール・段ボールボックス
- 紙封筒・クッション封筒・厚紙封筒
- OPP袋・硬質カードケース
- エアパッキン(緩衝材)
- ガムテープ・セロテープ
扱う商品の種類によって必要となる梱包材も変わってきますので、商品の大きさや形状、材質に合ったものを準備しておく必要があります。
①段ボール・段ボールボックス
段ボールは、商品を送る際に最もよくつかわれる梱包材で、安定した強度と優れたクッション性を備えているため、多種多様な商品を確実に保護しながら送ることが可能です。
段ボール選びのポイントは「サイズ」と「耐久性」です。
商品に対して適したサイズの段ボールを選ぶことで、余計なクッション材を使う必要がなくなり、コスト削減にもつながります。
また、荷物が重たい場合や遠方へ送る場合は、下図赤枠で囲んだような構造を持つ、耐久性の高い二重波段ボールを選ぶと良いでしょう。
段ボールのサイズは縦・横・高さの合計で決まり、例えば20cm×30cm×10cmであれば、60サイズと呼ばれます。
60サイズより小さな商品を送る場合は、段ボールボックスを用いるのが一般的で、ポスト投函できる高さ3cmのものがよく利用されています。
②紙封筒・クッション封筒・厚紙封筒
紙封筒は手紙や書類を送るときに使うのが一般的ですが、物販ではA4サイズが入るような少し大きめのもので書籍や写真集、トレーディングカードに利用されることが多くあります。
また、CD・DVD・ブルーレイやゲームソフト、薄いアクセサリーなど、輸送途上でキズが付いたり破損の恐れがあるものは、クッション封筒や厚紙封筒で発送するのがいいでしょう。
③OPP袋・硬質カードケース
OPP袋はポリプロピレン材で作られた透明なフィルム状の袋で、水や汚れに強く破れにくいので、商品の防水や安全に保護するために役立ちます。
サイズや厚みも各種あり、透明なので商品が何かを簡単に確認できるため、小物や衣類などの発送によく使われます。
硬質カードケースは、トレーディングカードやブロマイドなどが折れ曲がらないために使われることが多く、OPP袋と併用することで防水効果を出すことが可能です。
④エアパッキン(緩衝材)
エアパッキンは空気を吹き入れた薄いプラスチック製のシートで、さまざまな商品を衝撃から守るために利用されています。
サイズや厚みがさまざまにあるので、商品の大きさや重量に合わせて選ぶことができ、商品の周りにぐるぐる巻き付けたり、商品と商品の間に挟んだりして商品を保護します。
壊れやすい商品や、形が崩れやすい商品の発送に欠かせませんので、取扱い商品の大きさに合わせて、あらかじめ数多く準備しておくといいでしょう。
⑤ガムテープ・セロテープ
ガムテープは、丈夫で粘着力があり切断しやすいので、商品を梱包したり商品の包装を固定したりするためによく使われます。
サイズや強度もさまざまなものがあり、素材も紙製と布製の2種類があります。
特に重たい商品を段ボールで発送する場合は、太くて強度の強い布製のガムテープを使うと安心です。
セロテープは、封筒を閉じるときや、包装や緩衝材を止めるさいに利用されます。
大きな紙袋に商品を入れてガムテープで梱包するさいに、真ん中や端っこを仮固定するのにも便利です。
梱包に便利な道具類4選
ここでは商品を梱包するときに、手の届くところに置いておくことで役立つ、梱包の名脇役とも言うべき便利な道具類を下記の通り5種類紹介します。
これらの道具を利用することで、作業時間の短縮を図れますので、是非利用してください。
- カッター・はさみ
- シール剥がし
- メジャー・定規
- はかり・体重計
①カッター・はさみ
カッター・はさみは、梱包材を切断したり、商品の包装材や緩衝材のサイズ調整するときによく使われます。
カッターは、切断力が高いので、厚手の梱包資材を素早く切断でき、はさみは切断力が低いので、薄手の梱包資材を切断したり包装材や緩衝材をカットするのに適しています。
これらの道具を使用する際は、安全に使用することが大切で、特にカッターを使用する際は、指を切らないように注意しましょう。
②シール剥がし
シール剥がしは中古品販売などで、元の値札やバーコードステッカーなどを綺麗に取り除くときに便利です。
シールの上に直接塗布したり、スプレーしてからしばらく待つと、キレイに剥がせます。
中古品をキレイな状態で届けることで、買い手に対する印象もよくなり、ECサイト上でいいレビューがもらえるだけでなく、リピート購入につながることもあります。
③メジャー・定規
メジャーや定規は、梱包するさいに事前に商品の寸法をはかり、適切なサイズの梱包材を選ぶときに便利です。
メジャーや定規を使うことで、ダンボール箱や紙封筒の選択、必要な緩衝材の量やテープの長さなどを的確に決めれます。
また、多くの配送会社では荷物のサイズと重量にもとづいて送料が決定されるため、梱包後のサイズを把握しておくことで、予想外に送料が高くついたということもなくなります。
④はかり・体重計
重量も送料を決定する際に重要な要因となっているため、はかりや体重計は正確な送料を知るために欠かせない道具です。
商品の重量を正確に計り、適切な送料を計算して発送手続きをスムーズに行うのに役立ちます。
特にはかりで測れないような重たい商品を運ぶ際は、体重計が意外に便利です。
商品が大きくて体重計を覆い数値が確認できない場合は、自分で商品を持って体重計で重さを測り、後で体重を引くことで重量を計算できます。
梱包材・道具の入手先3選
梱包材や梱包に使う道具は、様々な場所で入手できますが、購入先によって価格や品質も異なりますので、取扱い商品との兼ね合いも考慮して決めるといいでしょう。
ここでは、代表的な入手先として下記の3つを紹介します。
- 100円ショップ・文具店
- ホームセンター
- 梱包用品ネットサイト
①100円ショップ・文具店
100円ショップでは、非常に多くの種類の商品が販売されており、ここで紹介した梱包材や道具で手に入らないのは、段ボールと測りや体重計くらいでしょう。
ただし、100円あたりで買える量はそれほど多くはなく、品質の面でも他で買うよりも劣っていることもあります。
文具店は100円ショップよりも割高ですが、品質の面では安心して購入できるでしょう。ただし、梱包材などの品揃えはそれほど多くないため、一度に買い物をするのには不便です。
②ホームセンター
段ボールや緩衝材をはじめ、あらゆる梱包材や道具が揃っており、品質の面でも安心して購入できます。
まとめ買いすると割安になることが多いので、場所が少し離れていても車があれば買い付けにいくといいでしょう。
③梱包用品ネットサイト
近くにホームセンターや100円ショップがない場合は、梱包用品を専門にあつかっているサイトから購入するのもおすすめです。
値段が安いうえに一定量を購入することで送料無料になることもあり、何よりも自宅や作業場へ直送されるので、買いに行く手間もはぶけて便利です。
梱包するときのコツとは
物販を始めるときに、梱包に対して意識を向けるのは後回しにする人が多いですが、やってみると意外に大変なことがわかります。
ここでは、新品と中古品に分けて、梱包するさいのコツをお伝えしますので、初心者の方はぜひ参考にしてください。
新品を発送する場合
新品を扱う場合は、中身を確認したり検品する手間もいらず、梱包に集中すればいいだけなので、比較的楽な作業です。
ただし、新品だけに外箱にキズやへこみがあると目立ち、購入者の印象も悪くなるので注意が必要です。
そのため、輸送途上で商品が動かないように、段ボールのサイズも外箱に近いものを選び、緩衝材で隙間を埋めてしっかり固定しましょう。
商品によっては防水加工や折れ曲がり対策もしっかり行う必要があります。
購入者は新品が届くことをイメージしているので、新品の状態を保ったまま届ける努力が重要です。
中古品を発送する場合
中古品の場合は、発送前の検品とクリーニングが重要です。
出品の際に商品説明で記載している内容と齟齬がないようにチェックして、万が一見落としや、その後に傷ついたり劣化している場合は、発送までに正直に伝えましょう。
中古品といえども、購入者はキレイな問題のない状態で受け取ることを期待しているので、商品のクリーニングにも最善を尽くします。
そのうえで、新品のときと同様に発送途上で商品が傷つくことがないように、しっかり緩衝材を入れて梱包することが大切です。
また、発送前の商品状態や梱包状況を写真に撮っておくことで、万が一、輸送上のトラブルがあった場合や、購入者から理不尽なクレームが来た時にも、自分の身を守る対応が可能になります。
梱包作業の2つの外注化方法
物販が軌道にのってくると、梱包や発送する件数も増え作業が大変になって、商品リサーチや仕入れに時間を割くことが難しくなることもあります。
そのため、自分以外でもできる作業は外注化するのが得策で、梱包や発送業務は一番先に取り組むべき分野です。
梱包・発送の外注化には主に、個人で人を雇う場合と、代行業者を利用する場合の2つの方法がありますので、順番に解説していきます。
クラウドソーシングで外注スタッフを雇う
梱包や発送を依頼する外注スタッフを雇う場合は、クラウドサービスを利用するのが便利です。
事前に依頼したい作業内容をマニュアルにまとめて、報酬の相場範囲内でクラウドワークスなどで募集をかけ、応募者の中から適切な人を選出して依頼します。
梱包や発送業務は地道な作業が多いため、採用基準としてはコツコツと丁寧に作業してくれそうな主婦の方を選ぶといいでしょう。
出産や子育てのために会社を退職して、隙間時間で作業をしたい主婦の方は多く存在し、能力的にも申し分がない人を探すにもそれほど苦労はいらないからです。
採用にあたってはZOOM面接などを行い、相手の雰囲気や話し方・仕事への熱意などをチェックしましょう。
商品を実際に預かってもらう必要があるので、万が一のときのために、住所・氏名などを身分証明書とともに確認し、契約書を交わすことも必要です。
物販作業をアウトソースして自動化する方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:【2023年決定版】無在庫物販を完全自動化する方法!ツールもご紹介
提携倉庫と契約する
発送や梱包を専門に行う代行業者の提携倉庫と契約すると、プロフェッショナルな梱包サービスを受けれるので安心です。
個人で外注スタッフを雇うより多少割高にはなりますが、教育する手間や雇用期間の心配がない分、物販ビジネスに専念することが可能になります。
サービス内容には、商品の写真撮影や、クリーニング、出品作業まで任せられる業者もあるため、利益の中でまかなえるのであれば、依頼を検討するのもいいでしょう。
【まとめ】せどりでは梱包が重要!コツを知って効率化を図ろう!
今回の記事では、初めてせどりに取り組む方のために、地味ながら重要な要素である梱包について解説しました。
梱包はやってみると意外に手間がかかり準備も大変なことがわかります。
適切な梱包材で効率よく作業しなければ、失うのは時間だけではなく店舗の信用やひいては収益にも影響を及ぼしてしまいます。
当記事で梱包の大切さとコツを理解し、ご自分で適切な梱包作業ができるようになれば、あとはそれを外注化することによって作業効率をアップさせて収益の拡大を図りましょう。
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