メルカリの無在庫転売がバレる理由・ペナルティ・対策を徹底解説！

「メルカリで無在庫転売をしてみたいけど、どんな問題があるのかな？」
「メルカリの無在庫転売はどうしてバレるの？」
「メルカリで無在庫転売がバレるとどうなるのかな？」

メルカリの「無在庫転売」について、上記のような疑問を持つ人も多いでしょう。

在庫を持たずに出品を先に行い、売れたら仕入れる方法は、とても効率的に利益を追求できる手法なのは間違いありません。

しかし、実際にはメルカリ上で無在庫転売を行うと、バレるリスクが非常に高いと言われています。

今回の記事では、では、なぜこのようなリスクが伴うのか、そしてその際のペナルティの内容について詳しく解説いたします。

また、無在庫転売に適した他のプラットフォームの情報も提供しますので、関心のある方はぜひ参考にしてください。

メルカリで無在庫転売は禁止

結論から申し上げて、メルカリでの無在庫転売は規約で禁止されています。そのため、メルカリでの無在庫転売は原則おすすめできません。

無在庫転売は法律では禁止されていないので、多くのプラットフォームで行われていますが、規約で禁止しているサイトでは注意が必要です。

日本の法律と販売先の規則を勘違いしている人も多いですが、その違いはきっちり理解しておかないと、あとで痛い目にあうことになりかねません。

ここでは、メルカリの無在庫転売に関する規約をきっちり確認していきます。

メルカリの規約で無在庫転売は禁止されている・予約販売もNG！

メルカリでは下記の利用規約第8条禁止事項において、無在庫転売は「ガイドの禁止されている行為」に該当するため明確に禁止されています。

出典：メルカリ利用規約

この「ガイドの禁止されている行為」のガイドはメルカリガイドのことであり、その中で無在庫転売を下記の通りの内容で禁止しています。

出典：メルカリガイド

無在庫転売という表現こそないですが、「手元にない商品の出品」は同じ意味ですね。

このように無在庫転売は規約で明確に禁止されており、他のプラットフォームではOKである予約販売についても許可されていません。

無在庫転売がバレたときのペナルティ

メルカリにおいて無在庫転売がバレたときは、前述の通り「取引キャンセル・商品削除・利用制限」などのペナルティが課せられます。

ただし、利用制限は一定期間で復帰できるものではなく、下記のように無期限の利用制限もあるため注意が必要です。

出典：メルカリガイド

無在庫転売が発覚した場合、無期限の利用制限となる可能性が高いという情報もあります。

無期限となると、同じ住所・氏名・電話番号・銀行口座などの個人情報を使って、メルカリを永久に利用することはできません。

メルカリの無在庫転売が購入者にバレる３つの理由

メルカリの売買は個人間取引なので、購入者に信頼を持ってもらうことは非常に重要です。

しかし、無在庫転売には下記のような３つの特徴があり、それが引き金となって購入者にバレる可能性があります。

ここでは、これら3つの理由を詳しく解説しますので、無在庫転売のリスクを把握する参考にしてください。

理由1.仕入先の名前やロゴが梱包材に入っている

無在庫転売がバレる最も一般的な理由の一つが、商品が仕入先のロゴやブランド名が記載された梱包材のまま、購入者に届けられることです。

大手プラットフォームでは、商品発送時に独自のロゴやブランド名を印刷した梱包材を利用します。

Amazonなどがその顕著な例で、Amazonのロゴが入った梱包で届くと、一発でAmazonで売られていた商品だとわかりますね。

しかし、これをメルカリでの無在庫転売にそのまま用いると、購入者に商品が直接仕入先から送られてきたことがバレます。

「あれ、メルカリで買ったはずなのに、なんでAmazonから届いたの？」

となり、その結果、購入者からの信頼を失うだけでなく、メルカリの運営側にあやしい出品者として通報されるリスクも発生します。

理由2.仕入先の納品書が入っている

無在庫転売とバレるふたつ目の理由が「納品書」の同梱で、仕入価格まで分かってしまうので申告な問題に発展する可能性もあります。

オンラインショップや卸売業者から商品を購入すると、納品書が同梱されるのが一般的です。

この納品書には、商品の価格や購入者の情報などが記載されています。

無在庫転売の場合、商品を購入者の住所に直接送付することが多いですが、納品書が同梱されていると仕入価格や仕入先がバレます。

これも、前述の仕入先のロゴや梱包材と同じく購入者の信頼を大きく損なう要因になります。

特に納品書にある価格を見て、
「あれ、買った価格よりかなり安い」
などと思われて、転売行為への大きな不満を呼び覚ますことになるかも知れません。

理由3.仕入先の画像・説明文を流用している

無在庫転売において、仕入先のサイトから商品画像や説明文をそのままコピーしてメルカリに掲載するケースも多く見られますが、これがバレる原因となることがあります。

購入者がオンラインショッピングを頻繁にしている場合、特に人気商品や大手ECサイトの商品に関しては、元画像や説明文を他のサイトで見たことがあるかも知れません。

そして、そのことがきっかけとなり、購入者が転売であるとバレるのです。

画像や説明文の著作権は元の仕入先や製造業者に属しているのが一般的なので、無断使用は著作権侵害となるリスクも伴います。

メルカリの無在庫転売が運営側に疑われる３つの理由

メルカリでの無在庫転売は、下記の３つの理由から、運営側にも疑われる場合があります。

このような特定の行動や出品パターンは、メルカリの運営チームに疑問を持たれ、アカウント停止や利用制限などのペナルティが課されることにつながるかも知れません。

理由1.同じ商品を同一画像と説明文で何度も出品している

メルカリの運営チームは、プラットフォームの健全な運用のため、出品商品のパターンや行動を常にモニタリングしています。

この中で警戒されるのが「同じ商品を同一の画像と説明文で繰り返し出品する」行為です。

一般的に、メルカリの個人出品者は不要品を売るケースが多く、同じ商品を繰り返し出品することはあまりありません。

しかし、無在庫転売ヤーは売れ筋商品であれば、同じ内容で再出品を繰り返します。

そのような出品パターンは、運営側によって無在庫転売の典型的なサインとみなされ、アカウントへの警戒感が増加する傾向があります。

その結果、再出品を継続していると、アカウントへの警告や一時停止、場合によっては完全な利用停止というペナルティへつながる可能性があるのです。

理由2.商品説明文に納期が遅れる可能性が明記されている

商品説明文に「納期が遅れる可能性がある」と明記している出品は、運営側からの無在庫転売を疑われるリスクが高いです。

無在庫転売では商品を直接手元に持っていないため、仕入先からの取り寄せ時間や、仕入先の在庫状況によっては納期が遅れることが生じることがあります。

この納期の不確実性を伝えたいという意図で、商品説明にその旨を記載する無在庫転売ヤ―も少なくありません。

しかし、このような記載は運営側へ、無在庫転売を疑われるきっかけを与えることになり、監視対象となることがあります。

通常、個人出品者は商品をすぐに発送できることが前提となるため、納期の遅延に関する記述をすることは稀です。

理由3.購入者からの通報

運営側が重視するのは、購入者からのフィードバックや通報です。

疑わしきアカウントは運営側の監視の対象となり、無在庫転売の証拠が見つかった場合、アカウント停止やペナルティへと発展します。

メルカリ以外で無在庫転売を行う際の3つの対策

先ほどから繰り返している通り、メルカリでの無在庫転売は原則NGですし筆者も推奨はしません。

ただし、メルカリ以外で無在庫を明確に否認していないプラットフォームなどで行う場合を想定して運用方法も共有します。

どのプラットフォームを利用する場合においても、利用規約をきちんと確認し自己責任で行うようにしましょう。

無在庫転売を行うにあたっては、ユーザーへのリスクを低減してスムーズな取引を実現するため、下記のような対策が必要となります。

対策1.短いリードタイムで調達できる商品を扱う

無在庫転売を行う場合、売れた後にいったん自分のところへ取り寄せて発送し直す方法が安全なので、発送までのリードタイムは短いのが理想です。

そうすることで、下記のような対応が可能となり、無在庫転売がバレる確率が少なくなります。

• 仕入先の名称やロゴが入った梱包材を変更できる
• 納品書が入っていた場合、抜き取ることができる
• 商品の間違いや状態を確認できる

プラットフォームによって設定できる発送までの日数は異なりますが、長くても７日程度が一般的です。

対策2.購入者へ直送可能な仕入先を利用する

購入者へ仕入先からの直接配送は、商品を一度自分の元に取り寄せてから購入者へ送る手間やコストを削減できるメリットがあります。

購入者へより速く届けることができるので、顧客満足度も高くなるでしょう。

しかし、直送を行うには仕入先との信頼関係が重要です。

仕入先としては、商品の品質保証だけでなく、適切な梱包や納品書の非同梱、ロゴのない梱包材の使用などの対応が可能なところが条件となります。

対策3.仕入先の画像や説明文を加工する

仕入先の画像や説明文の流用はバレる可能性を高めるため、出品の際には加工を加えることでリスクが軽減されます。

特に画像は著作権に触れるケースもあるため、著作権フリー画像を利用するかCanvaなどのソフトで加工するのがいいでしょう。

説明文についても、そのままコピペするのではなく、ある程度書き方や内容を変えると流用したことにならないので安心です。

無在庫転売禁止のECサイトとオススメのプラットフォーム

ここでは最後に、無在庫転売禁止の主要ECサイトと、オススメのプラットフォームについて詳しく解説します。

無在庫転売を行うには、事前に各ECサイトの規約を確認し、ペナルティを受けるリスクを回避することが一番重要です。

また、無在庫転売に適したプラットフォームを知ることで、規約に縛られない効率的なビジネスを展開することができるでしょう。

無在庫転売が禁止されている主要ECサイト

主要ECサイトでの無在庫転売に関する対応をまとめると、下記の通りになります。

Amazon	規約により禁止（ドロップシッピングによる無在庫販売のみ可）
楽天市場	明確に禁止されていないが、事前に審査を受け許可を得る必要あり
ヤフーショッピング	規約により禁止
ヤフーオークション	規約により禁止
メルカリ	規約により禁止

残念ながら、殆どのECサイトで無在庫転売は禁止されています。

楽天市場では明確に禁止されていませんが、審査で通るのはメーカーや卸からの取り寄せ品であり、転売品が許可されることはありません。

これらのECサイトでは、商品品質の維持や顧客への迅速な対応を求められるため、商品の在庫を確保していることが求められるのです。

無在庫転売を行って発覚した場合、アカウントの停止やペナルティが課されるのが一般的です。

無在庫転売にオススメなECサイト

無在庫転売にオススメなECサイトは、「BUYMA」と「eBay」です。

BUYMAでは無在庫転売は禁止されておらず、eBayにおいては規約上で禁止されているものの、厳しくチェックされている様子がありません。

BUYMA

出典：BUYMAホームページ

「BUYMA」は、ファッションアイテムを中心に取り扱う国際的なショッピングサイトで、無在庫販売が可能です。

日本国内で注文を受けて、ブランド品を輸入販売するビジネスモデルで、下記のようなメリットがあります。

・在庫リスクが０
・小資金でも取り組みが可能
・販売単価が高いので大きな利益を得られる可能性がある

eBay

eBayは世界最大級を誇る海外オークションサイトです。

規約で無在庫転売は禁止されてはいますが、購入者が海外居住者であるため商品を届けるまでに2〜3週間程度の期間があり、実質的に無在庫転売が可能です。

カメラや釣具、楽器、トレーディングカードやアニメグッズなど、世界で人気のある日本製品の販売で、ビジネスを拡大できるチャンスがあります。

eBayでの無在庫販売に関しては、下記の記事で詳しく解説していますので、興味のある方は参考にしてください。

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自社ECサイトを構築による無在庫転売

ECサイトの制限や規約に縛られたくない場合、自社ECサイトを構築する選択肢もあり、サイト構築サービスとして「BASE」をオススメします。

「BASE」は、誰でも手軽にオンラインショップを開設できるサービスです。

専門的な知識やスキルが不要で、デザインや機能も豊富に用意されており、初心者から経験者まで幅広く利用されています。

自社ECサイトを持つことの最大の利点は、無在庫転売に制限なく取り組め、顧客データを独自に管理でき、マーケティング活動の自由度が高いところにあります。

「BASE」を利用した無在庫販売については、下記の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。

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メルカリの無在庫転売はバレる可能性が高いのでオススメできません！

メルカリでの無在庫転売は規約で明確に禁止されており、前述の通り、購入者や運営側に察知されるリスクが高いためオススメはできません。

アカウントの無制限停止となれば、売上も没収となるリスクがあり、経済的損失だけでなく精神的なダメージも大きいでしょう。

購入者の視点から見れば、信頼できる商品や取引を期待しています。

運営側も、ユーザーに安全で快適なショッピング環境を提供したいと考えているため、無在庫転売に厳しい対応をするのは当然かもしれません。

長期的に安定したビジネスを目指すならば、無在庫転売は避け、他の方法やプラットフォームを検討することを強くおすすめします。