【2024年版】1,000円で仕入れて9,800円で売る方法!高利益率転売の特徴と稼ぎ方
「1,000円で仕入れて、1万円くらいで売れる商品があれば嬉しいな」
転売を始めてしばらくたつと、そんなことを考えた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
商品リサーチをして仕入れても、ECサイトへ出品してしばらくすると価格競争にまきこまれてしまう。
そもそも、価格競争前提で出品して、日々、相場から眼が離せない人もいるかも知れません。
今回の記事では、「1,000円で仕入れて 9,800円で売る方法」を解説します。
そのような商品はあるのかもしれませんが、継続的に仕入れできるのかなど、課題が多い可能性もあります。
誰しも気になる話だと思いますので、ぜひ最後まで読んで転売の参考としてください。
ちなみに、下記の記事も特に物販初心者には参考になると思うので、よかったら合わせてチェックしてみてください。
この記事の監修者:未来来来合同会社代表|水田宗孝
1976年生まれ。コナミ→Sony→CAPCOM→グリー→バンダイナムコと大手ゲーム会社を5社経験しその後、無在庫物販で副業をスタート。2020年に月利70万円を突破し独立。その後2021年に未来来来合同会社を設立。
「物販オンラインスクール『NOAHコミュニティ』」を発足し、延べ100名以上の物販プレイヤーを輩出。その経験から学んだ物販の極意を発信していきます。NOAH公式LINEにて無在庫物販に関するお得情報を無料配信中! → 詳しいプロフィールはこちら
この記事の執筆・編集者:高井
中古カメラのeBay輸出販売で起業するも、作業の多さから続かずにeBay、Amazon、中国輸入の無在庫販売へ転向。 一定の成果を出し、新型コロナ蔓延による国際輸送費の値上がりにを機に、兼ねてより興味のあったWebライターとしても活動を開始する。物販とライティング二足の草鞋で活動中。
1,000円で仕入れて9,800円で売る方法は存在します
結論を既に言ってしまっていますが、1,000円で仕入れて 9,800円で売る方法は存在します。
運のいい人やある程度の方法をご存じの人なら、すでに経験済みかもしれません。
ここでは、なぜそのような高い利益率を出せることがあるのかを、転売市場の特徴をもとに説明します。
物販の利益率は需要と供給の関係
誰しも知っての通り、物販では仕入れ価格よりも高く売れれば売れるほど、利益率も高くなります。
商品が高く売れる背景には、需要と供給のバランス関係があります。
1,000円で仕入れて2,000円で売れていた商品の供給が、何かの事情で急に少なくなると価格が高くなるのが一般的です。
価格がどれくらい高騰するかは、その商品が持つ需要の高さによって決まります。
他の商品で代替ができたり、次に入荷するまで待てる程度の需要であれば、1,000円で仕入れても9,800円まで値が上がることはないでしょう。
つまり、9,800円で売れる商品には、高い緊急性か稀少性があるのが一般的です。
緊急性の例では、記憶に新しいのが新型コロナが蔓延し始めた頃のマスクや消毒液などの衛生商品がすぐに思い浮かびます。
市場から商品があっと言う間に消え、1枚10円もしなかったマスクが、その後、100円以上に値上がりしたこともありました。
また、稀少性の例では、数量限定品が代表的です。
特に人気ブランドの商品であれば欲しい人が数多くいるので、高値転売を見越して購入する転売ヤーも少なくありません。
一時期、任天度の人気ゲーム機のSwichが、発売のたびに買い占められ、ネット上で高値販売されていたのが良い例です。
このように、高い緊急性・稀少性を持つ商品の供給量が減ったとき、1,000円で仕入れた商品が 9,800円で売れるのです。
仕入先と販売先の選択で利益率が変わる
需要と供給の関係以外に、仕入先と販売先の関係で利益率が変わることがあります。
仕入れ先の例では、中国仕入価格が国内仕入価格の3分の1から10分の1程度と、圧倒的に安く商品が手に入ります。
一時、中国製商品は安かろう悪かろうと評判が悪かったのですが、最近の中国輸入ブームもあって、中国側でも海外向けには品質の良い商品を生産販売する傾向が強くなりました。
また販売先の例では、Amazonにおいて相場を気にせずにサイトの利便性で商品を購入しているユーザーが数多くいることが挙げられます。
そのため、メルカリやヤフオクといったフリマサイトで売られている価格よりも高くても、購入されることは珍しくありません。
もちろん、Amazonで仕入れ価格の10倍近い値段で売れることはほとんどありませんが、出品先を海外ECサイトへ変えると、商品によっては高額販売が期待できます。
この件については、後で詳しく解説しますのでお楽しみにしてください
高利益率商品のメリット・デメリット
高利益商品を扱う華やかな面ばかりに目が行きがちですが、注意すべき点もあらかじめ知っておく必要があります。
ここでは、高利益率商品を扱うメリット・デメリットを解説しますので、ご自身が取り組む際の参考にしてください。
高利益率商品の3つメリット
それぞれを解説します。
1.少量販売で高利益
高利益率の商品を扱えば、同じ利益を目標としても低い利益率の商品より少ない数で達成できます。
例えば1個の販売に対して利益5,000円の商品を扱えば、利益1,000円の商品の5分の1の商量で済みます。
商量が少なくてすむことで在庫管理の手間や大きな在庫を抱えるリスクも減り、健全な転売ビジネスの運営が図れるでしょう。
2.梱包・発送の手間が軽減できる
高利益率の商品を扱うことで商量が少なく済めば、梱包・発送の手間が減り、作業時間の短縮や梱包材費用の削減につながります。
物流コストを抑えられることは、全体の運営コストを下げる効果にもつながりますよ。
3.顧客サービスの充実が図れる
少量の高利益商品を取り扱うことで、個々の商品に対する丁寧な顧客サービスが可能となります。
特に、供給量が少ない高額商品は、顧客の期待値も高いです。
そこで、利益の中からちょっとしたプレゼントを同梱したり、サンクスカードを入れたり、梱包を通常より綺麗にしたりなどのサービスを加えると店舗への評価が上がります。
丁寧な顧客サービスは顧客満足度を向上させるので、リピート購入や口コミによる新規顧客の獲得にもつながります。
高利益率商品の2つデメリット
これらの内容を理解し、それを上手くカバーする戦略を立てることが成功のカギとなるでしょう。
1.絶えず商品リサーチが必要
高利益率の商品を見つけ出し維持するためには、市場の動向を常に把握しながら商品リサーチを続ける必要があります。
消費者の嗜好、競合状況、業界のトレンド、各種セールや新製品発売情報など、多角的に情報収集を行いながらビジネス戦略を見直す必要があります。
こういった作業には一定の時間と労力が必要です。
その上、必ずしも高利益率の商品が簡単に仕入れられるわけではありません。
2.マネをされると利益率が下落する
高利益率商品は、その利益性から絶えずアンテナを張っている競合にマネされる可能性が高いです。
そして同様の商品が市場に出回るようになると、自然と価格競争が生じ利益率が下落する傾向があります。
高利益率商品だけで転売を行う場合は、常に新しい商品をリサーチして取り入れ続ける必要があります。
1,000円で仕入れて9,800円で売るような高利益販売方法6選
ここでは、1,000円で仕入れて 9,800円で売るような高利益販売方法を6つ紹介します。
1,000円仕入れで9,800円で売るというのは、高利益が期待できる販売方法を象徴した言い回しとして使っています。
したがって、紹介するすべてが同じような利益を取れるわけではないこと、あらかじめご了承ください。
1.量販店などの処分品を仕入れる
量販店や大手小売店では、定期的に処分品を極めて安い価格で販売します。
季節の変わり目や新製品の導入時に、旧製品を大幅に値下げしたり、決算時期に不良在庫を破格の値段で処分するのです。
こうした商品は、新品で品質のいいまま放出されます。
したがって、低価格仕入れ高価格販売するのに都合がよく、大きな利益を狙えますよ。
2.フリーマーケットで仕入れる
フリーマーケットは、宝の宝庫でもあります。
最近では、メルカリなどのフリマサイトで不用品を処分する人も増えていますが、1日で不用品を処分できることからフリーマーケットの需要も衰えていません。
フリーマーケットのいいところは、現物を直に手に取って確認できることと、素人の売主と直接交渉することで大幅な値下げが期待できることです。
特にフリーマーケット終了時間の1時間前から、各店舗とも在庫一掃のために値下げが始まりますので、良い商品が残っていれば狙い目です。
フリーマーケットは、毎月どこかで開催されており、地域とシーズンによっては毎週開催されることもあります。
ネット情報で日程を確認して定期的に通うと、まとまった売上につながる可能性があります。
3.数量・期間・地域限定品を扱う
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出典:ヤフオク・万年筆モンブラン・限定
限定品はその名の通り、一定の数量、期間、または地域でのみ販売される商品を指します。
この種の商品は一般的に、高い需要と限られた供給という条件が揃っているので、入手して再販すればコアなファンの間で価格が高騰する傾向があります。
例えば、一部の人気アーティストによる限定版のアートワーク、季節や地域限定の食品、限定生産の有名ブランド万年筆などが該当するので、意識して探してみましょう。
4.倒産品転売で稼ぐ
意外と知られていませんが、高利益を生む可能性があるのが「倒産品」です。
小売業者などが倒産する際、商品在庫が競売や特売で販売されることが多くあります。
これらの商品は倒産企業が処分を急いでいるため、通常価格よりも大幅に低い値段で手に入れられます。
倒産品は、卸問屋や他の小売店、リサイクルショップなどに流れることが一般的ですが、個人でも閉店セールを狙えば入手可能です。
「〇〇〇(小売業者名)閉店」のように検索すればいいだけです。
大手小売店の閉店セールであれば、行動範囲を広げて1泊程度の出張仕入を組んでも十分採算がとれるでしょう。
また、下記のような倒産品仕入れサイトからも、安く仕入れることができます。
超激安.com:ブランド衣料を中心に生活家電・雑貨など
丸善商店:おもちゃ・ゲーム・景品など
5.予約販売商品を扱う
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出典:プレミアムバンダイホームページ
予約販売は、商品の製造または発売前に顧客から注文を受け付け、製品がリリースとなった時期に提供する販売手法です。
特に高い人気を持つブランドの新製品、限定版の製品など、需要が高い商品に対してよく使用されます。
そういった商品を事前に予約して確保し、予約できなかったファンへ再販売することで、高利益を得られる可能性があります。
人気アニメのフィギュアなど、コレクターが多いので狙い目ですよ。
フィギュアやアニメグッズの予約販売であれば、プレミアムバンダイが有名です。
6.中古カメラのジャンク品を扱う
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出典:ヤフオク・カメラジャンク品
中古カメラはマニアの間で高い需要があり、転売においても代表的な人気ジャンルのひとつです。
そのため、リサイクルショップなどでジャンク品のカメラやレンズ、付属品などを低価格で仕入れ、まとめて出品することで高値販売が期待できます。
同じ転売業者をターゲットとしてヤフオクなどのオークションサイトで、1円など低価格でスタート販売するのがコツです。
素人っぽい粗雑な画像で未検品のジャンク品として出品することで、転売ヤーがまともな商品がまじっていることを期待して購入したり、部品取りの目的で業者が購入するケースが多いです。
私もこの方法で、5個3,000円程度で仕入れたカメラレンズが、15,000円で売れたことがあります!
海外仕入・海外販売は高利益率を狙える!
日本の転売市場も熱いですが、目先を海外へ移すとジャンルや販売方法によっては、さらに熱いマーケットが見えてきます。
ここでは、海外で超人気の日本製商品や、中国輸入転売で高利益率を上げる方法を紹介します。
海外の日本マニアへ商品を販売する
出典:日本ネット経済新聞ホームページ
カメラ、釣り具、楽器、文具などの日本製品は海外でも人気が高いですが、信じられないほどの高値で売れることがあるのがトレーディングカードです。
ポケモンカードや遊戯王カードなどは海外で人気が高く、裕福層のマニアの間では特別なレアカードやボックスセットが数千万円、中には億単位で売れてニュースになることもあります。
それほどの価格でなくても、数千円程度のカードが数万円から数十万円で売れるのも珍しくありません。
リサイクルショップなどのトレーディングカードコーナーで、キラカードを中心に購入して出品すると、思わぬ利益を生むこともあるかもしれません。
トレーディングカードに詳しい人なら、高値販売のチャンスがいっぱい見えてくるでしょう。
フリーマーケットで500円で買った昔の限定ポケモンカードセットが、海外フリマサイトへ出品すると1万円くらいに化けたことがありますよ!
中国製品OEM販売で利益独占
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出典:1688.com ホームページ
中国輸入商品は高利益を生みますが、売行きが目立つとマネされて値下げ競争に巻き込まれてしまうこともあります。
そこで、競合にマネされずに独り勝ちできるのが中国製品OEM販売です。
中国にはOEM生産を請け負う工場が何万軒も存在し、注文に応じた商品を低価格で生産してくれます。
簡単なところでは、人気Tシャツに自社ブランドのロゴを印刷したり、タグを付けるだけの簡易OEMでも効果があります。
日本のECサイトでよく売れる中国製品において、購入者による低評価レビューを見つければ、そこに大きく稼げるヒントがあります。
その悪い箇所を改善したOEM商品を自社ブランドで販売すれば、ヒット商品の独占も夢ではありません。
例えば、売れ筋のショルダーバックのレビューに、「肩掛けベルトしかないので、バックを持ち上げにくいです」といった悪いレビューがあれば、バックに取手を付けたOEM商品をつくるとヒットするかも知れませんね。
まとめ・安定した利益は無在庫転売で実現できる!
今回は、1,000円で仕入れて9,800円で売るという高利益のビジネスモデルが、実際に存在することについて解説しました。
その成功は、マーケットニーズの理解と商品の選択によるところが大きいです。
このような高利益率のビジネスモデルの例として、量販店の処分品の仕入れ、数量・期間・地域限定品の転売、倒産品の転売、予約販売商品の取り扱いなどを紹介しました。
これらのビジネスモデルでは、絶えずインターネットなどで情報を求めてアンテナを張り巡らす必要があり、顧客ニーズの把握も欠かせません。
成功すると大きな利益を得ることができますが、需要の見極めに失敗すると在庫となるリスクもあるため、ある程度の目利き力も必要です。
したがって、高利益商品の販売だけに偏らず、例えば在庫リスクのない無在庫転売を取り入れるのもいいでしょう。
無在庫転売については、下記の記事が参考になりますので、参照してください。
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