【事例アリ】せどりで赤字になる4つの理由と黒字化のためにやるべき4つのこと
「せどりをやっているけれど、なかなか利益を出せない!」
「赤字から抜け出すにはどうしたらいいの?」
「今は黒字だけど、赤字リスクをできるだけ下げておきたい」
せどりは先に仕入れて後から販売するビジネスモデルなため、常に赤字になるリスクがあります。売れ残りが出ると赤字になってしまうため、仕入れる商品が売れるかどうかを判断する必要があります。特に初心者は市場や競合相手のリサーチが不十分な場合も多いため、赤字になりがちです。
今は無在庫物販で月利800万円を出せている私ですが、実は有在庫のせどりをしていた過去もあり、仕入れに失敗して多数の不良在庫を抱えてしまった過去もあります。今回はそんな私、水田が「せどりで赤字から抜け出す方法」を解説します。
楽天を使った電脳せどりをしている場合、現金収入だけでなく、ポイントなどを加味して考えることも大切です。一時的に赤字になったり現金収入が赤字になったりした場合でも、全体的な収支が黒字であれば良いのです。
この記事の監修者:未来来来合同会社代表|水田宗孝
1976年生まれ。コナミ→Sony→CAPCOM→グリー→バンダイナムコと大手ゲーム会社を5社経験しその後、無在庫物販で副業をスタート。2020年に月利70万円を突破し独立。その後2021年に未来来来合同会社を設立。
「物販オンラインスクール『NOAHコミュニティ』」を発足し、延べ100名以上の物販プレイヤーを輩出。その経験から学んだ物販の極意を発信していきます。NOAH公式LINEにて無在庫物販に関するお得情報を無料配信中! → 詳しいプロフィールはこちら
この記事の執筆・編集者:高井
中古カメラのeBay輸出販売で起業するも、作業の多さから続かずにeBay、Amazon、中国輸入の無在庫販売へ転向。 一定の成果を出し、新型コロナ蔓延による国際輸送費の値上がりにを機に、兼ねてより興味のあったWebライターとしても活動を開始する。物販とライティング二足の草鞋で活動中。
せどりで赤字になる主な理由4つ
せどりで赤字になる理由は大きく次の4つです。
- 仕入れた商品が売れなかったから≒リサーチ不足
- 仕入れ以外の経費をかけすぎてしまったから
- 返品や交換が多量に発生してしまったから
- 収支の管理がおろそかになっていたから
1.仕入れた商品が売れなかったから≒リサーチ不足
せどりでは、仕入れた商品が売れなかった場合、赤字になります。これが一番わかりやすく最もよくある赤字リスクです。
物販というのは「安く仕入れて」「高く売る」ことで差分を得られるビジネスですので、仕入れるだけで売れなければどんなに安い商品でも赤字になってしまいます。
そして、仕入れた商品が売れないというケースにおいて、ほとんどの場合はリサーチ不足orやり方を間違えているというケースがあります。
- 出品する市場を間違えている
- 仕入れる商品の売値予想を間違えている
主には上記2パターンですね。
いくら良い商品を仕入れても、その商品を買いたい人にちゃんと届けられていなければ意味はありません。
例えばネットショップを開いて誰も来ないのに一生懸命出品しているなどです。
また、仕入れる商品の売値予想を間違えているパターンもよくあります。5,000円で売れると思って3,000円で仕入れた商品が、実は2,500円でしか売れないというパターンなどは最たる例ですね。
仕入れ価格が安いか高いか、よりも「その商品がどこでいくら売れるのかどうか」を重視してリサーチを行うようにしましょう。
2.仕入れ以外の経費をかけすぎてしまったから
商品がある程度売れても経費をかけすぎてしまうと思うような利益にならないことももちろんあります。せどりでかかってくる主な経費はツール代や広告費、外注費、店舗せどりであれば交通費などです。
せっかく売上が出ても経費でプラマイゼロになってしまっては意味がありません。売上だけでなく、経費を差し引いた利益がいくらになるのか、事前にシミュレーションしておきましょう。
また、すでに始めている人は仕入れ原価だけでなく関連経費を全て把握できるようにしておきましょう!
3.返品や交換が多量に発生してしまったから
商品がいったん売れた場合でも、購入者からの返品や交換の依頼が頻繁に発生してしまうとその影響でTOTAL赤字になることもあります。返品はただ売上がなかったことになるだけでなく、返送する際の送料や人件費がかかり単発で見て赤字になるため、他の利益分を圧迫する可能性が高いためです。
できるだけ返品に対応しなくて済むようにしたいところですが、人為的ミス等で出品者側に不備がある場合に、対応しないでいると信頼低下につながります。
こういったリスクを低減するためにも「商品に間違いや不備がないかのチェック体制」「返金規定を詳細に設定しておく」の2つは対応しておいた方が良いでしょう。
4.収支計算を正確にできていなかったから
せどりでは仕入れや販売の前に収支をシミュレーションしておくことが大切です。しかし、このシミュレーションが正確でなかったりシミュレーションどおりにならなかったりしたときに赤字になることがあります。
一時的な赤字が出たとしても、想定通りであれば問題にはなりません。例えば、最初のうちは赤字になっても販売実績を作り、評価や実績を上げて後から全体の売上を伸ばすという戦略も考えられます。
また、広告を出すことで、粗利は出ていても全体で見たら赤字になるということもあります。YahooショッピングではよくPRオプションという広告を使いますが、これによっても赤字を被ることがあります。
大切なのは、
- 最終的にTOTALで黒字を出す計画を立てておく
- 仕入れ原価以外のTOTALコストを正確に把握しておく
この2つです。
せどりでの赤字から抜け出すためにやるべき4つのこと
せどりで赤字が出てしまうのは場合によっては仕方がないこともあります。とはいえ、想定していない赤字が出たり赤字が長く続いたりするのは問題です。ここでは、そういった赤字から抜け出すためにやるべきことを整理しておきましょう。
- 赤字になった理由の分析
- 上記理由に対する対策
- 販売する商品・ジャンルの変更
- せどり・物販のプロ・コンサルタントへの相談
- せどり以外の副業
1.赤字になった理由の分析
まず、大前提として、いくら赤字が出ているかは最初に把握しておくことをお勧めします!そのためにも、しっかりと収支をつけておき、赤字額がいくら出ているかをまず把握します。
次に、その赤字の原因は何なのかを把握しましょう。
せどりでは赤字になることはよくありますが、単に慌てたり反省したりするだけでは、挽回は難しいです。赤字から抜け出すには「なぜ赤字が出てしまったのか」その理由を分析し、分析結果をもとに対応策を立てることが大切です。
先ほどあげた、下記のうちどれが原因なのかまずは把握しましょう。
- 仕入れた商品が売れなかったから≒リサーチ不足
- 仕入れ以外の経費をかけすぎてしまったから
- 返品や交換が多量に発生してしまったから
- 収支の管理がおろそかになっていたから
多くの場合は、まず4が原因、次に1と2が多いです。また、理由が複合的に混在していることもあります。何なら上の全てが原因というケースもあるでしょう。
そういった原因把握をすることが最初のステップです。
2.上記理由に対する対策
次に言うまでもなく、原因がわかれば対策が必要です。
一番改善インパクトが大きい対策は何かを意識し、優先順位をつけて対策していきましょう。
例えば、仕入れ額が想定よりも大きい(リサーチ不足)、収支の管理ができていないと言う理由が大きいという分析結果でああれば下記のような手順で進めていきます。
- 収支の計算を毎月5日にチェックし、そこにツール代などの固定費、交通費などの変動費を追記するスプレッドシートを作成し、収支管理が自動的にできる体制を作る
- 仕入れ担当がどこから仕入れているのかを一つずつチェックし、もっと安く仕入れられるプラットフォームや店舗がないかリサーチする。
- 仕入れをする際のマニュアル(基準)を明確にし、自分で仕入れる際も外注に依頼する際もそのマニュアルを遵守するような体制を作る
上記はあくまで一例ですが、ポイントとしては体制を作ることです。
3.販売する商品・ジャンルの変更
また、そもそも戦略として取り扱っている商品が市場のニーズとマッチしていない、利益を出すには無理のあるジャンルと言うこともよくあります。
赤字が出る理由を分析した結果、販売している商品が売れないものだと分かった場合、販売する商品やジャンルを変更することも1つの手です。
4.せどり・物販のプロ・コンサルタントへの相談
分析をして仮説を立てたり、販売する商品やジャンルを変えたりするとよい、とお伝えしましたが、特に初心者は1人でやっていても限界があります。自分1人では解決できない悩みがある人や利益に限界を感じた人はせどりのプロやコンサルタントに相談してみるのもよいでしょう。
また、リサーチや分析に用いるツールのオプションとして個別相談や勉強会などのサポートを行っているものもあります。そういったサポート付きのツールを使ってみるのもよいかもしれません。
5.せどり以外の副業
せどりは物販と呼ばれる副業の一種ですが、もしせどりをやっているのが「お金を稼ぐ」ということなのであれば、お金を稼ぐ方法は他にもいろいろあります。それぞれメリット・デメリットがありますので、自分に合ったものに変えてみるのもありかもしれません。
ちなみに、私が思うに物販のメリットは誰でも簡単に稼げることだと思っています。反対に言うと、自分自身のビジネス能力やスキルはあまり磨かれないので、キャリアにも活かしたいという人には比較的不向きな業界だと思っています。
あとは単純にやってて楽しいかという点も大きいです。やってて大して楽しいと思えてもいなく、かつ利益も出ていないならそれをやる意味はあまりないかもしれません。
そもそも何のために今物販をやっているのかから立ち返って考えてみるのも一つですね。
せどりで赤字を出さないためにやるべき2つのこと
前項では赤字から抜け出す方法を解説しました。しかし、赤字は出さないに越したことはありません。
ここでは、できるだけ赤字を出さないためにやっておくべきことを2つ、紹介します。
- 参入する前の市場や競合などのリサーチ
- 収支などの計画立案
1.参入する前の市場や競合などのリサーチ
市場や競合などのリサーチは必ず仕入れ前に行うようにしましょう。今、世の中では何が売れているのか、ライバルはどんな商品を扱っているのか、そういったことを調べることで、「売れるジャンル・売れる商品」がわかります。
最初だけでなく、利益が出た後も毎回の仕入れ前に必ずリサーチすることが大切です。
ただどんな商品が売れているのかを見るだけではなく、なぜその商品が売れているのか、ライバルはどんな戦略をとっているのかなども考えられるとなおよいです。
せどりではいかに売れる商品を仕入れて販売するかがカギですので、面倒くさくてもしっかりリサーチしましょう。
2.収支などの計画立案
何の計画もなしにせどりを始めると大赤字になる可能性が高いです。どの商品をいくつ売っていくらになるのか、ツール代や外注費などの経費を差し引いた利益がいくらになるのか、必ずシミュレーションを出してから計画的に進めるようにしましょう。
また必ずシミュレーションどおりに進むとは限らないため、柔軟に対応できるよう、さまざまなパターン(返品や交換を求められた場合、広告で思うような結果が得られなかった場合など)を想定しておきましょう。
せどり以外の副業・物販ビジネス4選
先ほど、せどり以外にも副業はたくさんあるとお伝えしましたが、その種類は大きく分けて4種類あります。
- Web制作・プログラミング系
- 配送系
- FXや株などの投資系
- 無在庫物販
それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
1.Web制作・プログラミング系
副業と聞いて真っ先に思いつくのはWeb制作やプログラミング系ではないでしょうか。非常に人気の高い副業の1つです。専門的な知識やスキルが必要なものが多いですが、その分、高い報酬を得られる可能性もあります。
- Webライター
- Webデザイナー
- プログラマー
- エンジニア
- Webマーケター
- Webディレクター など
また、難易度はかなり高いですが、ブロガーやユーチューバー、SNSのインフルエンサーを目指すという手もあります。
こちらは「簡単に稼ぐ」というよりは、自分でスキルを身につけてキャリアアップもしていきたいという人に向いた副業ですね。
2.配送系
出前館やウーバーイーツなどのフードデリバリー・配送系の仕事も人気です。こちらは特別なスキルが必要ないため、誰でもすぐに始められます。ただし、物販と違い自分の時間を使う肉体労働であるため、自分の時間を確保したい人には不向きです。
3.FXや株などの投資系
株やFX、積立NISA、iDeCoなど投資や資産運用をすることでも収入アップが見込めます。自分の時間を使わずに大きな利益を出せる可能性はありますが、お金に余裕がないと大きなリターンはあまり見込めません。また、事前に知識が必要なものが多かったり、リスクが高かったりするものもあるため、初心者にはハードルが高いです。
いずれにしても、貯金が少ないうちは他の副業を選ぶ方が良いと思います。
4.無在庫物販
最後は私が最も強くおすすめしている無在庫物販です。せどりと同じ物販のビジネスですが、せどりと違って販売してから仕入れるため、在庫を抱えずに済みます。
つまり、有在庫のせどりと違って事前に利益の計算がしやすいため、赤字リスクを極端に抑えることができます。
赤字にならない(売れ残りが出ない)、場所を選ばずにできる、特別なスキルが必要ない、自分の時間が確保できる、などのメリットがあります。
他のビジネスが抱えている「スキル」「時間」「リスク」の問題が一切ないのが無在庫物販です。
無在庫物販についてもっと知りたい方は【2023年決定版】無在庫物販を完全自動化する方法!ツールもご紹介もチェック
せどりでの大赤字は抜け出せる!長期的な視点をもって戦略的に動こう
今回はせどりでの赤字から抜け出す方法を解説してきました。
せどりは赤字になったとしても原因分析は比較的やりやすいので、前述した原因のどこに該当するかをまずは入念にチェックしてみましょう。
また、その上での対応策についてはケースバイケースなので、【NOAH公式LINE】にて気軽にご相談してみてください(^^)
今売っている商品が売れないものだとわかったり、そもそも戦略設計から見直さないといけないケースもあるため、柔軟性を持ってプロに相談する行動力などもあるとよいでしょう。
また、せどりで赤字を出さないためには、仕入れ前にリサーチしたり収支の計画を立てておいたりする必要があります。
物販も立派なビジネスの1つです。副業だから、スキルなしでもできるからと軽い気持ちで続けていると失敗してしまいます。そうならないためにも、コスト意識をしっかりと持って早め早めに改善していきましょう。
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